三上延原作の同名人気シリーズを黒木華×野村周平のW主演で実写化した『ビブリア古書堂の事件手帖』が11月1日(木)に公開される。この度、本作の主題歌がサザンオールスターズの新曲「北鎌倉の思い出」に決定した。
本作は、鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂を舞台に、店主である篠川栞子が古書にまつわる数々の謎と秘密を解き明かしていく“古書探偵ミステリー”。極度の人見知りだが、驚くべき本の知識とプロファイリング能力を持つ文芸女子・篠川栞子を黒木華、過去の体験から本が読めなくなった特異体質を持ち、不器用ながらも誠実で憎めない五浦大輔を野村周平がそれぞれ演じる。監督を『幼な子われらに生まれ』の三島有紀子が務める。
本年デビュー40周年を迎え更なる勢いを増す日本を代表する国民的バンド、サザンオールスターズの新曲「北鎌倉の思い出」が主題歌に決定した。作詞・作曲は桑田佳祐。自身が歌う曲とはまた違った、原由子ボーカル曲の際に発揮される独特の桑田マジックが、この曲でも全開だ。サザンオールスターズ名義の曲で原由子がボーカルを取る曲が、映画主題歌になるのは今回が初となる。
黒木華 コメント
(桑田さんと原さんが)映画を観て(楽曲を)作ってくださったと聞いて感動しました。栞子さんと大輔の姿や、純文学の薫りのする歌詞を、原由子さんの鎌倉に吹いてくる風のような声で聞けて、本当に素敵です。早く皆さんにも聞いていただきたいです。
野村周平 コメント
「北鎌倉の思い出」はこの映画にぴったりな曲だと思います。聴いているだけで心が休まる、そんな曲はなかなかないと思いますので、映画を観ていただき、 最後にこの曲を聴いてまたビブリアの事を思い出してほしいです。
三島有紀子(監督)コメント
桑田さんと原さんに、みんなで作り上げた映像とお手紙をお渡ししました。その返事としていただいた楽曲には「100年経った今も君を守ってくれる姿なき人の思いよ」という詩が刻まれていました。人の“思い”というものは、その人が死んで消えた後にも、長い時を経て誰かに届き、人生に影響を与えていくものだろうと思うのです。映画の最後に流れるこの歌は、人間の記憶の中の深い“思い”を、微細にそして力強く引っ張り出してくれます。映画にとっても、自分にとっても、かけがえのない楽曲です。
映画『ビブリア古書堂の事件手帖』は11月1日(木)より全国公開
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